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バトンダイアリー

2020.07.26 天勝まゆみ 白根奈々

越前和紙の里 紙の文化博物館にて…

ソプラノの天勝まゆみ、白根奈々です。
今回は越前市在住の私たちが地元の魅力をお伝えするべく、越前和紙の里にある紙の文化博物館で演奏させて頂きました!

ここ越前市は古くから伝統工芸で知られ、越前和紙・越前打ち刃物・越前箪笥など様々な産業が今なお息づいています。
越前和紙は約1500年の歴史があり、日本で唯一、紙の神様「川上御前」を祀っている神社があるほどの産地。
今回撮影した和紙の里界隈にも越前和紙のお店や製紙所がたくさんあり、とても風情のあるところです。

演奏させて頂いた紙の博物館には、越前和紙の歴史や特徴が紹介されている他、色んな製紙所で作られた越前和紙が展示してあります。

天井が高く響きの良い空間。後ろには5m以上ある大きな和紙に書かれた美術品。
たくさんの越前和紙。
こんなところで演奏できるなんてなんて贅沢なんでしょう!

でも今回一番幸せだったことは、目の前のお客様に聴いて頂けたこと。
各方面でのイベントや演奏会の中止などで、人前で演奏する事は本当に久しぶりでした。
二人でいい緊張感を持ちながら、気持ちを込めて歌いました。

撮影終了後、機材を片付けて頂いた後に急遽お客様にアンコールとして「ふるさと」を歌わせて頂きました。即興での重唱でしたがとてもいい演奏が出来ました。
お越し下さった皆さま、有難うございました♪

そしてすぐ近くの「卯立の工芸館」に移動して紙漉き体験を。
市内の小学校では6年生になると自分の卒業証書を自分で漉くという何とも羨ましい行事があるのですが、大人はなかなか機会がありません。私たちもこんなに大きな紙を漉くのは初体験。ウキウキで臨みました。

が、、教えて下さる伝統工芸士の方が最初に手本を見せてくださり、その手つきに目が点…
出来る気が…しない…演奏以上の緊張感。。。
見よう見まねでやってみましたが…全然出来ない…楽しいけど!難しい…
ぐしゃぐしゃだけどなんとか最後まで…

幾重にも繊維の層を積み重ねて漉いていく職人の技は大胆で繊細で…
本当にカッコイイです!一見の価値ありです。
ここでは漉き方や原料なども色々教えてもらえますので是非行ってみてください♪

実は今年は毎年開催される大きなお祭りがなくなってしまった和紙の里。
また皆さんが足を運んで越前和紙を楽しんでもらえる日が早く訪れますように。

最後になりましたが今回も素敵な企画をして下さった小松長生先生、県職員・撮影スタッフの方々、ご協力いただきました和紙の里の皆様に心より感謝申し上げます。
聴いて下さった皆さまの心が、明るく元気になりますように♪

次のバトンは、ホルンの松浦光男さんです!
自然の美しい町、池田町に響くホルンの音色。
とっても楽しみです♪

天勝まゆみ・白根奈々

 

天勝まゆみ白根奈々

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