toggle

バトンダイアリー

2020.08.08 日下瑶子

田烏の棚田にて

「わが袖は潮干に見えぬ沖の石の 人こそ知らね乾く間もなし」
この百人一首の句は、二条院讃岐によって田烏で詠まれたと言われています。

そんな場所に降り立つと、
太陽が反射しキラキラと光る海、そして生命溢れる緑一面の棚田!!
大自然が迎えてくれました。


目を閉じると、風の音、虫の声、船の汽笛、そして稲が揺れる音。
大自然の息吹が感じられ、私もその一部になったような気になります。

撮影では、地域の方々、スタッフの皆様、音楽監督の小松長生さんに見守られ、
和やかな雰囲気のもと、自然を感じながらのとても素敵な時間を過ごさせていただきました。


サックスにふっと息を入れると山からふわっと音が返ってくるんです。
こんな経験初めてです。


今回の撮影で初めて田烏の棚田に訪れましたが、
福井県にこんないいところがあったとは!!

アートバトンをきっかけに福井県のいいところがたくさんの人に伝わると嬉しいです。

次回は高浜町明鏡洞で前川明音さんによりますクラリネットの演奏です。

日下瑶子アルトサクソフォン

関連記事