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バトンダイアリー

2020.07.12 平岡愛子

美しい天井画を見ながら…

6月25日、永平寺町にある「四季の森文化館」で演奏してきました。

今回、この「四季の森文化館」で演奏するにあたり、初めて行くところなのでいろいろ事前に調べてみました。この場所は永平寺町の歴史と文化を紹介する資料館で、最大の魅力は、大本山永平寺の傘松閣を忠実に復元した総檜造りの旧傘松閣です。別名「絵天井の間」と呼ばれる大広間には華麗な花鳥絵が230枚飾られています。ここで演奏する!と言うことで、事前に永平寺の傘松閣にも行って、いろいろイメージしてきました!

美しい天井画が広がる大広間の中での演奏は、とても趣があり、マリンバならではの木の温もりある音がいつも以上に温かく感じられる気がしました。

今回演奏したのは、アメイジング・グレイス、Rain Dance、この道の3曲。梅雨真っ只中のこの日はとても蒸し暑いながらも、山の上に立つ建物はとても静かな空間で、アメイジング・グレイスの冒頭、ぴんと張り詰めた緊張感の中、鳥のさえずりが聴こえ、私自身癒されました。Rain Danceを演奏しているときには、曲に合わせるように雨が降りだしました。アメイジング・グレイスとこの道は、傘松閣の雰囲気を思い出しながらアレンジしました。

これまでも様々な場所で演奏してきましたが、その場にあったアレンジや選曲、その場での演奏をイメージしながら練習することは、自分にとってとても幸せな楽しい時間で、大切な時間です。今回、また新たな素敵な場所で演奏出来た事は貴重な経験となりました。
私は豊かな自然あふれるふるさと福井が大好きです。これからも、自分自身福井の魅力を改めて感じながら、沢山の方に音楽を通して交流し伝えていきたいと思います。

次回は、私と山崎智里さんのマリンバデュオ”Pulse Du(パルス ドゥ)”の演奏です!
ソロとはまた違う、マリンバの魅力をお楽しみください!

平岡愛子Aiko Hiraokaマリンバ

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